マインドフルネスの学び方

初心者の方がマインドフルネスを学んだり実践する方法はいくつかありますが、中途半端な知識や自分勝手な解釈や理解を持って、自己流で取り組むのは絶対に辞めた方がいいでしょう。

 

書籍やネット(YouTubeでもたくさん動画が上がっている)を参考に自己流で取り組むことは可能ですが、場合によっては危険が伴います。マインドフルネスの瞑想を下手に行うと、人格が崩壊したりうつ病などの精神疾患が悪化するというリスクがあるのです。マインドフルネスの危険性について

 

ピアノをうまく弾けるようになりたいと思ったり、弾く必要性(保育園や学校の仕事などで)が出てきたらどうしますか?多くの場合はピアノ教室を探して入会し、ピアノの先生に指の使い方から音の出し方、楽譜の読み方までちゃんと習うと思います。

 

IQが物凄く高い人や音楽のセンスがある人(すでに他の楽器が弾ける人など)は、自己流でピアノを取り組んでも上手くなるでしょう。しかしそんな人は一握りで、たいていはピアノの本を読みながら自分一人で練習しても継続することが困難だろうし、満足に弾けるレベルにはなかなか到達しないでしょう。

 

これはピアノに限らず、サッカーでも水泳でも絵画でも同じです。何事も指導者の元で学び実践した方が、習得も理解も早いのです。

 

しかし不思議なことにマインドフルネスに関しては書籍や動画などを参考にすれば、指導を受けなくても自分一人で取り組めば出来るようになると勘違いしている人がたくさんいます。

 

たしかに超情報化社会の現代では、マインドフルネスに関する知識や取り組み方は誰でも手に入れることが可能です。昔はマインドフルネスの実践や瞑想は(気功、武道なども)秘匿とされていたので弟子入りしなければその理論や練習法を知ることは不可能でした。

 

今は違います。ネットで上手く検索すればいくらでもマインドフルネスの情報は手に入るし、書籍も大量に出版されています。が本質的な部分に関しては今でも秘匿なのです。ネットでいくら検索しても出てきませんし、どの書籍にも書かれていません。

 

なぜならマインドフルネスの本質は、言語化が不可能で目に見えるものではないからです。きちんとした指導者の元で学び実践しなければ、本質を理解する(身体で)ことは出来ません。これはマインドフルネスに限ったことではないでしょう。本質をわかっているかどうかで実践した結果や効果は180度変わります。 

 

「知っている」と「出来る」は違う

多くの人は何でも頭で理解することが出来ると思っているふしがあります。知識や情報にたくさん触れることが出来るのを、何でも知ってると錯覚するのが現代人の悪いクセなのです。

 

人間は動物と違い抽象思考が出来る生き物です。スマホやネットは物理的に私たちとは違う物ですが、抽象化することで身体の一部と認識することが可能です。

 

その結果、スマホの中に入っている情報(検索して得られる全て)は自分の中のものと錯覚してしまいます。それが「自分は何でも知っている」「理解できる」という傲慢さを生み気付いたら頭でっかちな人間になっているのです。

 

この「知っている」がこじれると「出来る」という思い込みに昇華されます。「知っている」から「出来る」と思い込んでいる人があらゆる分野で目にすることが出来ます。

 

マインドフルネスの学会や集まりに行くと、そんな人とたくさん出会います。マインドフルネスを学ぶ人は、なぜか学歴が高い人が多いので勉強好きな人の割合が高いのでしょう。

 

そんな人と話しをするとこちらが関心するくらいの知識や情報をたくさん持っているのですが、注意深く話しを聴くと内容が微妙に「ズレて」いるのです。その「ズレ」は本質を知らないことから生まれます。マインドフルネスの実践や瞑想はこの微妙な「ズレ」が大きな違いとなって表面化します。

 

ゴルフのスイングと同じです。不安やプレッシャーによる精神的な緊張が、筋肉や関節可動域をほんのわずか(数ミリ)ですが固く狭くさせます。そのわずかな「ズレ」が結果を大きく変えてしまいます。マインドフルネスの実践も同じです。

 

本質はいくら勉強しても、きちんと指導を受けて実践しなければつかむことはよほどのセンスやIQがない限り不可能です。

 

「知っている」と「出来ている」を混同している人が私の所にマインドフルネスを学びに来る人の中にも少なくありません。

 

最近では少なくなりましたが、1回や2回ほど私のセミナーや講座を受けて自分勝手な解釈の元で「わかった」と思い込む人(そのような発言や質問を容易にする)がいます。下手をするとお金を取って他人に教えようとする人がいるくらいです。

 

マインドフルネスは1回や2回習った程度で本質を理解できるものではありません(その程度で理解できるものはお金と時間を投資して習う価値はない)。

 

頭で理解するクセが強い人は、すぐに理解できると勘違いするのでしょう。理解したと思ったのは端っこでありそれを全体だと錯覚するのは傲慢でありあまりにも無知です。

 

マインドフルネスを学ぶ前に(何事も)まずはここで伝えたことを理解する必要があります。そうでなければ、どれほどタメになる教えでも頭(身体)に入ってこず自分勝手な解釈の世界に囚われ本質から遠ざかるだけです。

 

学ぶために一番必要なのは「謙虚であること」と有名な誰かが言っていましたが、まさにそうですね。