健康的な食事について

健康的な食事とは何でしょうか?

 

世の中にはたくさんの食事法があります。方法が多すぎてどれが良い食事法なのか?と悩む場合もあるかもしれません。

 

その前に、まず大切なことがあります。それは「健康とは何か?」と考えることです。

 

あなたにとって健康とは何を意味しますか?どうして健康を維持したいのですか?何のために健康になるのですか?という問いを一度考えてみてください。

 

このような答えのない問い(哲学的な)は、暇な時で心に余裕がなければ考えることが出来ません。

 

現代人は何かに追われていることが多く、それは個人の問題というよりは社会的な問題や環境が大きいのでしょう。

 

だから意図的に暇で余裕のある状態を作らなければいけません。その代表的な方法は瞑想(マインドフルネスも)です。

 

現代人にとって瞑想は必須の行為です。歯を磨くのと同様、毎日取り組むのが当たり前レベルまで持っていきましょう。

 

それは哲学的な問いを考えるためです。哲学的な問いがない人は、簡単に他者の意見や環境に左右され流されてしまいます。

 

「これが健康的な食事」「〇〇に効く食品」「これを食べれば痩せられる」といった言葉に振り回されます。

 

そういった事にならないように「健康とは?」「なぜ健康になりたいのか?」と考えて欲しいと思います。

健康に良い食事はない

ここで本題に戻ります。

 

健康的な食事とはどんな内容でしょうか?結論から言ってしまうと、これが健康に良いと断言できる食事メニューはありません。

 

この食事を続けると、高い確率で病気や不調を招くといったものはいくつかあります。例えば、揚げ物や添加物を大量に使用した加工食品などです。

 

対して「毎日これを食べ続ければ健康を維持できる」と言い切れる食品はありません。なぜなら「何を食べればいいのか?」は個人差が大きいからです。

 

生まれ育った地域や環境、人種や遺伝子、持っている腸内細菌、活動量やストレス度など様々な要因で私たちの身体は構成されており、それによって健康を維持するために必要となる栄養素は違うからです。

 

健康的な食事の内容は誰かに教えてもらうのではなく、自分で見つけるしかありません。

 

自分の身体と対話しながら感覚をしっかりとキャッチし、日々の身体の変化に気付いていく。それの繰り返しで自分の身体に合った食事内容が見えてきます。

 

これが答えになるのですが、これだと味気ないので、いくつか健康的な食事を見つけるためのヒントをお伝えしていこうと思います。

身体に合わない食事を続けると病気になる

何が健康的な食事なのか?は生まれ育った地域や環境を考えることが、答えに辿り着きやすいでしょう。

 

地域や環境によって取れる作物が異なるからです。(寒い地域と暖かい地域では取れる作物がまったく違う)

 

同じ地域や環境で何千年も何百年も暮らしいている人種や民族が、そこで取れる作物に身体が適応している可能性が高いのです。

 

そう考えるとシンプルな結論に行き着きませんか?日本人であれば、昔から日本人が食べてきたものを中心に食事内容を考えればいいのです。

 

多くの日本人が昔から食べてきたものは、穀物や大豆の発酵食品(味噌や納豆)、海藻です。(諸説あり)

 

こういう話しをすると「日本人はお米も食べてきたでしょう」と必ず聞かれます。日本人は昔からお米を食べてきたというイメージが強いのですが、実はお米の消費が増えてきたのは最近(ここ100年ほど)という説を唱える人が増えています。

 

日本人とお米の関係についてはいろいろな説があり、どれが真実なのか?を私自身はまだ見極めておりません。なので断言することは出来ないのですが、少なくとも白米を日常的に食べられるようになったのは現代になってからです。

 

日本人が昔からお米を食べていたとしても、それは玄米だったはずです。が今の日本人で玄米を日常的に食べている人は1%もいないでしょう。

 

そうなると白米は、私たちに合わない食品と考えることも出来ます。白米は身体に悪いという説もあるからです。

 

ちなみに私たちの身体は、その体質に合わない食事を続けていると病気や不調になることがわかっています。

 

例えば、脂質が多い食事です。欧米の人達は昔から日本人に比べて脂質を多く摂取してきました。そのため日本人より脂質の代謝能力が高いため、少しくらい脂質を過剰に摂取しても糖尿病を発症しにくいと言われています。(糖尿病の原因は糖の摂取ではなく、高脂肪食と運動不足)

詳しくは→糖代謝について

 

日本人は欧米の人達に比べて脂質の代謝能力が低いので、彼らと同じような脂質の摂取を続けると糖尿病の発症リスクが極端に高くなるのです。

 

日本人(東アジアの人達)は欧米の人達に比べて糖尿病のリスクが高いと聞いたことはありませんか?

 

それは今述べたように、脂質の代謝能力が低いからです。戦後、日本で糖尿病の患者数が50倍以上に増えたのは(今も増え続けている)、糖の摂取が過剰なのではなく(実際は減っている)欧米食(高タンパク、高脂質)を食べる機会が圧倒的に増えているからです。

つまり日本人の身体に欧米食は合わないということです。たまに食べるくらいであれば問題はありませんが、食べる頻度が多くなるほど、病気や不調になるリスクは上がっていくでしょう。

お肉は身体に良いのか?

日本人がお米(玄米)を昔から日常的に食べてきたのかどうかはわかりませんが、お米を中心とした食事は日本人にとって外れでもないでしょう。

 

なぜなら穀物や大豆の発酵食品、漬物や海藻(海藻を消化できるのは日本人だけ)はお米と相性が良いからです。(ハンバーグやステーキ、揚げ物などの欧米食もお米と相性は良いのだが・・・)

 

ですからパンやパスタよりもお米を主食にした方が、私たち日本人は健康を維持できる可能性が高いと考えます。何を食べればいいのかわからない場合は、お米を中心とした食事メニューにしてみてください。

 

よく聞かれる質問に「肉は健康に良いですか?」というのがあります。その時はいつも「肉は高頻度で食べない方が良い」と答えています。

 

WHOが公式に認めているように肉は発がんのリスクがあります。(特に牛や豚)世界のデータを見ても肉の消費量に比例してガン患者も増えています。

 

しかし肉には穀物や野菜にはない栄養素が含まれています。まったく食べないよりはたまに食べる方が身体に良いのかもしれません。

 

肉を高頻度で食べない方が良いと考えるもう一つの理由が、肉に含まれる化学物質の存在です。

 

現代の食用である牛や豚には大量の抗生物質や成長ホルモン(出荷を早めるため)が投与されており、その多くは排泄されずに食肉に残留します。

 

特にリスクが高いのが輸入された肉です。(アメリカやカナダ、オーストラリアからなど)

 

実際にアメリカの牛肉からは日本の牛肉の600倍の成長ホルモンが検出されたという話しもあります。EUはアメリカ産の牛肉を輸入していません。(基準に引っかかるため)

 

牛や豚が食べているエサに関しても問題があります。エサとなる穀物を育てる段階で大量の農薬が使われていたり、安全性がまだよくわかっていない遺伝子組み換えだったり、肉骨粉が混じっていたり・・・

 

残念ながら外食や加工食品で使用されている牛肉はアメリカ産かオーストラリア産です。(オージービーフもヤバい)

 

飲食店や食品加工会社が輸入の肉を使う理由は、コスト削減です。国産に比べてはるかに安いのです。

 

自炊する習慣のない人は一度、スーパーに行ってアメリカ産と国産の肉の価格を見比べてください。値段が全然違うことにビックリすると思います。

 

手ごろな値段の焼肉やステーキのお店が増えているのは、アメリカ牛肉の輸入量が増えたからです。安く焼肉を食べることは喜ばしいことですが、それと引き換えに健康のリスクを背負うわけです。

 

もちろん国産の肉であっても薬や成長ホルモンが使用されている場合はありますが、データを見る限りでは輸入された肉に比べてはるかに少ないです。(データを信じるのであれば)

 

安全で質の良い肉を食べたいのであれば、高いお金を出して信頼できる業者から買うしかないでしょう。

 

安全で質の良い肉は育てるのに、コストが膨大にかかるのでどうしても価格が高くなるのです。

 

どうせ食べるのであれば、安全で質の良い肉を選んで欲しいと思いますが、われわれ庶民にはなかなか難しいのではないでしょうか?

 

何億も稼いでいる人であれば何の問題もありませんが、平均年収くらいの庶民が高い肉を頻繁に買うことは現実的ではありません。どうしてもリスクの高い肉を食べる頻度が増えます。

 

牛や豚などの肉を食べないという選択肢もありますが(鳥はまだリスクが低い)、一度お肉の魅力を知った人がそれを食べないという選択は難しいでしょう。

 

 

私たちが食事をする理由は、身体に必要な栄養素やエネルギーを摂取するだけではありません。食事自体を楽しむ精神的な充足感(娯楽)も必要だからです。

 

ただ幸いなことに私たちの身体には毒物を排泄する能力があります。少々、薬やホルモン剤で「汚染」された肉を食べても身体の機能が正常であれば、体外に排泄します。(体調不良や病気の人はその限りではない)

 

たまにお肉で楽しむ程度であれば、安いもので大丈夫でしょう。

自分の感覚を信じて食べ物を選ぼう

健康的な食事を選択するために、自分の身体と対話し、自分の身体に合う食事を見つけることが大事だと先ほどお伝えしました。それと同時にある程度の知識も必要です。

 

何にどれくらいの栄養素が含まれていて、その栄養素が体内でどんな働きをするのか?この食品がどのような工程で作られているのか?といった知識です。

 

知識があればより良いものを選ぶことが出来ますし、売る側の嘘を見抜くことも出来ます。「安いものには理由がある」という格言がありますが、知識がなければそれを見くことは出来ません。

 

ただ現代は情報や知識が溢れすぎているため、どれが正しい知識なのか?を見極めるのは専門家でも難しいのが現実です。

 

そんな時は、頭で考えずに自分の身体の感覚を信じて食べ物を選んでください。もう少し具体的に言えば、その食事を続けていると身体の不調が起こる場合は、身体に合っていないから辞めなさいということです。

 

不調は身体からのメッセージです。しっかりとキャッチしてあげてください。

 

身体に合わない食事を続けることで生じる代表的な不調は、肌荒れやにきび、口内炎、疲れやすい、身体が浮腫む、便秘や下痢、風邪を引きやすいといったところでしょうか。

 

この程度の症状であれば、食事内容を整えると数日で解消できることが多いです。症状が出ているのに(または気づかない)身体に合わない食事を続けているとあらゆる病気の発症リスクが急上昇していきます。

健康は食事を整えるだけでは不十分

ここで私自身の食事内容を紹介していきます。

 

主食は雑穀米か麦飯です。白米やパン、パスタやうどんなどの麺類はほとんど食べません。ほぼ毎日、味噌汁や納豆といった大豆の発酵食品を食べます。自炊ですから味噌汁はダシも取ります。

 

野菜は白菜やキャベツ、ブロッコリーなどの葉物野菜が多く(美味しいから)人参やトマトを食べる頻度も多いです。

 

椎茸やしめじなどのキノコ類は味噌汁にわかめと一緒に入れて食べています。肉は一か月に2回ほど食べるくらいです。卵は週に2回ほどでしょうか。魚は調理すると部屋が臭くなるので家で食べることはありません。

 

揚げ物も家ではしないので(家では油は一切使わない、油が家にない)揚げ物も食べません。昔は唐揚げが大好きでしたが、食べない期間が長くなると食べたい気持ちが沸いてこなくなります。とんかつも恋しくなることはありません。

 

糖代謝を上げるために、黒糖やはちみつ(食材の中で一番お金がかかっている)を頻繁に摂取しています。運動(筋トレ)の前後は必ず取っています。(取るとパフォーマンスが全然違う。アスリートにも超おススメ)糖代謝を上げることは健康において非常に重要です。→糖代謝について

 

大好きなブルーベリーは毎日食べています。ブルーベリーは眼に良いという話しがありますが、特に眼が良くなっている感覚はありません。(気付いていないだけかも)

 

羊羹や柏餅、桜餅も大好きなので食べる頻度は高いです。

 

付き合いで焼肉やお寿司、ラーメンなどのお店に行くこともあります。お酒は一滴も飲めないので居酒屋へ行くことはありません。

 

某大手ハンバーガーはなぜかたまに食べたくなるので、年に数回食べます。(特に新商品が出た時)

 

基本的にこんな感じですね。体調不良になることはまったくありません。自分でいうのもあれですが、同年代に比べて見た目も若く、体力もはるかにあると感じています。体脂肪率も10%前後を維持しています。

 

身体に合う食事をしていると無駄な脂肪をつきません。(カロリー計算や食事の制限はしていない)

 

これはあくまで私自身の身体に合った(今のところ)食事内容です。これを読んでいるあなたが私と同じ食事をしたからといって健康になるかどうかはわかりません。一つの参考程度にしておいてください。

 

健康は食事だけで決まりません。運動習慣や人間関係、精神的ストレスへの対処能力、人生をどう捉えているか?など様々なことが複雑に絡んで私たちの身体の状態(心も)を作っています。

 

食事を整えるだけで身体の問題を全て解決できるわけではありませんが、食べるものが身体を構成している以上、食事が大きな要因を占めることは否定できません。(だからといって健康的な食事に拘り過ぎるとオルトレキシアを発症することも→オルトレキシアについて

 

自分の身体と対話し、自分の身体を見つめて、感覚を信じ、自分に合った食事内容を見つけてください。それと同時に知識もつけください。自分だけでなく、自分の周りの人の健康を維持するためにも。