慢性腰痛とはMRIやCTで検査しても異常がないのに腰の痛みが3か月続くことを言います。
薬や注射、手術をしても腰の痛みが消えず苦しんでいる人は1400万人を超えるそうです。慢性腰痛はどんな治療法も効果がなく、これまで原因が不明とされてきました。
ですが近年、慢性腰痛は痛みのある腰にではなく、「脳」に原因があることがいろいろな研究でわかってきたのです。
脳には痛みを抑える部位が存在します。しかし慢性腰痛の人達はこの痛みを抑える脳の部位の機能が何らかの理由で低下しているのです。
2015年7月12日放送のNHKのスペシャル番組内でも紹介されています。NHKスペシャル腰痛・治療革命
その原因の一つが「痛みへの恐怖」と言われています。
ぎっくり腰などのひどい痛みを経験すると、私たちは無意識に「また痛くなったらどうしよう」「痛くなったら仕事に支障が出る」という不安や恐怖を感じます。
その不安や恐怖が続くと、大きなストレスとなって脳内の痛みを抑える部位が機能低下を起こしてしまうのです。
現代医学では、腰痛をはじめとする筋肉の痛みは筋肉の緊張が引き起こすということがわかっています。
筋肉の緊張を引き起こす最大の原因はストレスです。
日々のストレスや、不安や恐怖、後悔やプレッシャーなどが心にのしかかると、首や肩、腰の筋肉が必ず緊張します。
その緊張を放置すると次第に痛みという反応に変化するのです。
ストレスは、脳の痛みを抑える部位の機能を低下させるだけでなく、筋肉の痛みをもたらす緊張までも作り出すのです。
腰痛の9割はストレスだと提唱する専門医も少なくありません。
アメリカやオーストラリアでは慢性腰痛には、身体のみならず、心へのアプローチも行われています。
うつ病やパニック障害の改善に効果の高い、認知行動療法やマインドフルネスが慢性腰痛の治療の現場で取り入れられ非常に効果をあげているのです。
特にマインドフルネスはストレスの大元である不安や恐怖を消し去るには最適の方法なのです。
しかし日本の慢性腰痛の治療はかなり遅れています。
心を無視した身体へのアプローチが主流なのです。不要な手術や治療も多く、どこの病院で診てもらっても腰痛が治らないという患者が後を絶ちません。
一部の専門医の間では少しづつではありますが、腰痛は心から治療するという考えが広まりつつあります。今後はマインドフルネスが慢性腰痛の解決の主流になるかもしれません。
マインドフルネスが治療の主流になれば、薬や注射、手術という手法を使わなくていいので、医療費の削減という効果もかなり期待できます。
大阪・天満橋マインドフルネス研究所では慢性的な腰痛、肩こりを抱えた方々もマインドフルネスを一緒に実践しています。
マインドフルネスを実践した方々から腰痛や肩こりの悩みが改善した、消えたという報告をたくさんの方から受けています。
また大阪・天満橋マインドフルネス研究所には海外のペインクリニックのドクターも慢性腰痛の治療のために、マインドフルネスを学びに来られています。
どこの病院や整体に行っても痛みが改善せずにお悩みであれば一度、マインドフルネスを試してみませんか?