人は外見が全て??

 

人は外見が全てと聞くと「それは間違いだ」と思う人がほとんどではないでしょうか?

 

 

「人間は見た目ではわからない」「実際に話しをするまではその人がどんな人間かはわからない」という考えが一般的だと思います。

 

 

見た目で人を判断するのは良くないと教わってきた人も少なくないでしょう。

 

 

しかし大阪マインドフルネス研究所は「話しをしなくても外見を見ればその人がどういう人間なのかはわかる」という立場を取っています。

 

 

私たちの中身は全て外見に表れるというのがその理由です。

 

 

「表情」「しぐさ」「姿勢」「歩き方」「話し方」「声のトーン」「所作」「発する雰囲気」はその人の日々の思考や人生観、これまでの経験が全て含まれています。

 

 

これらを見極めることが出来れば、話しなどしなくても見た瞬間にその人がどういう人間かがわかるでしょう。

 

 

実はこの能力は特別ではありません。

 

 

全ての人が生まれながらに持っている能力です!!

 

 

多くの人は「資格」「年収」「肩書」「服装」「身に付けている装飾」で他人を判断するクセが強いのでこの能力が退化しているのです。

 

 

感性を高めて、感覚を研ぎ澄ませれば見た瞬間にその人を見極める能力を取り戻すことが出来ます!!

 

 

 

言葉に騙される

 

よく考えてみると「話しをしないとその人のことがわからない」というのは、かなり傲慢だと思いませんか?

 

 

逆に言えば「話しをすればその人のことがわかる」ということです。

 

 

話しをしてわかるというのは頭での判断です。

 

 

自分の頭での判断が正しいという思い込みは傲慢以外の何物でもありません。

 

 

感覚で判断した場合は違います。

 

 

感覚は本能です。本能で感じ取ったことは頭での判断よりもはるかに正しく、傲慢でもありません。

 

 

これは生存のために生物が何億年もかけて発達させた能力なのです!!

 

 

話してから人を判断しようとすると間違う確率が高くなります。

 

 

なぜなら私たちは言葉に騙されるからです。

 

 

話しをすればするほど言葉に囚われてしまい、感覚が正常に働かなくなります。

 

 

そうなると目の前の人がどういう人間か判別出来なくなるのです。

 

 

このような経験はありませんか?

 

 

最初に見た瞬間は嫌な感じがしたけど、話しをすると以外に良い奴だと思った。

 

 

しかし半年くらい付き合うと「やっぱり嫌な奴だと感じた」という経験が・・・

 

 

そうです。最初の判断が正しかったのです。

 

 

話しをすることで言葉に惑わされた典型的な例でしょう。

 

 

 

ブサイクは性格が悪い

 

中身が全て外見に表れるということは、外見が悪い人は中身も悪いということです。

 

 

つまりブサイクは性格が悪いということになります。

 

 

もちろんここで言っているブサイクとは生まれつきの顔の造りではありません。体型や肌の色も関係ありません。

 

 

後天的に造られる表情や話し方、所作や発する雰囲気のことを指しています。

 

 

生まれつき顔の造りが整っている人でも中身が悪いとブサイクになります。

 

 

顔は生き方によって常に変わるのです。

 

 

逆に言えば今はブサイクでも、中身が変わればいくらでもキレイな外見になることが出来ます。

 

 

一つ例を出すと、某国民的女優は昔はブサイクでした。

 

 

品のなさや中身の幼稚さが表情や話し方、雰囲気に現れていたのです。

 

 

しかし彼女はここ数年でとても良い顔に変わりました。女優としての経験を積んで中身が成長したのか?結婚をして精神的な変化が生じたのか?

 

 

理由はわかりませんが、昔と比べて全然違う顔をしています。

 

 

整形やメイクなどで顔の造りが変わったのではありません。表情や所作、発する雰囲気などが明らかに変わったのです。

 

 

彼女をテレビなどで見る度に「人間って本当に変わるんだな」と改めて感じさせられます。 

 

 

 

アスリートにブサイクは少ない

 

多くの人は顔の造りやスタイル、服装などに惑わされてその人がブサイクかどうかを見分けることが難しいと思います。

 

 

感性が優れている人は別として平均的な人は、感性を研ぎ澄ます訓練をしなければ見分けることが出来ません。

 

 

しかし誰でも簡単に人を見分ける方法があります。それは比べてみるのです。

 

 

例えば、平均的な芸能人とアスリートを見比べてください。明らかにアスリートの方が良い感じがしませんか?

 

 

芸能人の方が外見の造りが良いかもしれませんが、アスリートからは表情や所作からさわやかさや純粋さを感じるでしょう?それが外見から内面を感じ取ったということです。

 

 

アスリートの多くは真剣にその競技に取り組んでいます。

 

 

様々な葛藤を乗り越えて純粋に自分を超えようという努力や経験が外見に現れるのです。

 

 

オリンピックなどで勝利したアスリートの笑顔が文句なく美しいのはそういうことです。

 

 

アイドルやホテルマンの造り笑顔とは圧倒的に違います。 

 

 

 

平凡な女性がローラに勝つ方法

 

外見至上主義の世界になりつつある現代では、外見を磨こうと意識する人が増えています。

 

 

女性だけでなく男性も脱毛やメイクなどに取り組む人が増えており、性別や年齢、職業など関係なく誰もが外見を磨く時代です。

 

 

しかしここまで読まれた人は気付いているはずです。

 

 

いくら外見を磨いても中身が伴わなければ意味がないことに・・・

 

 

外見だけ磨くのは非常に危険です。なぜなら外見と中身のギャップがあればあるほど、よりブサイクに見えるからです。

 

 

性格の悪い人が外見ばかり繕っているのを見ると滑稽に見えませんか?女子高生がハイブランドの財布やバッグを持っていると違和感を覚えるでしょう?

 

 

それが外見と中身のギャップです。

 

 

外見と中身のギャップが強いほどブサイクに見え、違和感を覚えるのです。

 

 

外見を磨くためには中身を磨くことです。

 

 

外見の造りやスタイルだけを磨いても、生まれつき顔が整っている美人やイケメン、モデルに勝つことは出来ません。

 

 

手足が短く、寸胴体型の女性がローラにスタイルで勝つことはどれだけ努力しても100%不可能です。

 

 

しかし中身での勝負ならローラに勝つ可能性はいくらでもあります。

 

 

中身を磨いたことにより造られた外見は、生まれつきの美人やイケメンを凌駕することが可能です。

 

 

だから中身を徹底的に磨きましょう。もちろん外見も同時に磨いてください。

 

 

現代社会では外見が良い方が有利であることは否定出来ません。その流れは今後さらに加速します。

 

 

 

どうやって中身を磨く?

 

ではどうやって中身を磨けばいいのか?具体的に何をすればいいのか?

 

 

まず最初にすべき事は自分を観ることです。

 

 

自分の日々の思考や気分の変化、どこに意識が向いているのか?身体はどこに力が入っているのか?歩く時の重心は?姿勢はどうなっているか?

 

 

など自分のことを客観的に観てください。

 

 

自分自身を観ることで、何に囚われているのか?どのような心のクセがあるのか?に気づくことが出来ます。変化は気づくことでしか起こりません。

 

 

自分の内面を変えるにはまず気づくことです。

 

 

気づくことが磨くことにつながるのです。

 

 

茶道が中身を磨くのに良い方法と聞いたことがあるかもしれません。

 

 

茶道はただお茶の作法や姿勢などを身に付けるのではありません。

 

 

お茶の作法を通して自分を観ることで、囚われや心のクセに気づく訓練なのです。

 

 

書道や弓道といった「道」という名のついた行いは全て同じです。その行為を通して自分を観る訓練。

 

 

中身を磨くために茶道や書道に取り組むのはとても良いと思います。

 

 

但し、現代の茶道や書道は形式や形ばかりで内面を磨く要素が失われています。

 

 

形式や形ばかりに拘って取り組んでも何も変わりません。茶道や書道を習う場合は先生をしっかりと選ぶ必要があります。

 

 

茶道や書道でなくても日々の生活の中で、自分を客観的に観ることが内面を磨くことにつながります。

 

 

掃除でも洗い物でも料理を作る時でも何でもかまいません。

 

 

その習慣が内面を磨き、外見も美しく上品に変えてくれるのです。