不眠症には、4つの基本的な症状があります。
・寝つけない(入眠困難)
・睡眠を維持できない(中途覚醒)
・思っていたよりも早く目が覚めてしまう(早朝覚醒)
・慢性的に回復感のない、質の良くない睡眠が続く(熟眠障害)
これらの症状を週3回程経験するようになりそれが1ヵ月以上続く場合、不眠症の可能性があるとされています。
ではどうしてこのような症状が現れるのでしょうか?その原因は大きく分けて2つあります。
明日の仕事のことが気になったり、今日の出来事をいつまでもひきずって考えてしまったり・・・
そして眠れないから「なんで眠れないのか?」「明日に響く~」と考えてむりやり「寝よう」としたりという経験はありませんか?
これらは逆に脳を覚醒させてしまい睡眠の敵となります。
身体が緊張していると寝付きが悪くなり、睡眠も浅くなります。身体が緊張すると心まで緊張します。
心は緊張することで、余計な悩み事や考え事が浮かびやすくなり、それが脳を覚醒させてさらに眠れなくなるという悪循環に陥ってしまうのです。
不眠症を改善するためには、薬を使う方法があります。
しかし薬は効き方に個人差がありますし、副作用が強く出る人もいます。
薬を使わないと眠れなくなる状態(依存症)になる体質になる場合もあるので、薬の使用は出来るだけ避けた方が良いと考えています。
CMなどで睡眠の薬は敷居が下がり、抵抗なく飲む人が増えているそうですが薬は最後の手段です。
薬を飲む前にいくつか試す価値のある方法があります。
それをこれから紹介していきます。薬を極力飲みたくない人はぜひ試してみてください。
考え過ぎや身体の緊張は過剰な精神的ストレスが続くことが原因です。
精神的ストレスをどうにかしない限り、安心で良質な睡眠を取ることは出来ません。
睡眠にアプローチする前に精神的ストレスにアプローチしましょう。
過剰な精神的ストレスを軽減するには、マインドフルネスの実践や瞑想が最も効果的です。
ストレスを軽減するだけでなく、ストレスの影響を受けない心も造ります。
精神的ストレスは睡眠の問題だけでなく病気やアレルギー、肥満を招きます。
人生レベルで考えても精神的ストレスへの対処法を身に付けておくべきです。
不眠症を改善する方法にはいくつか対処方があります。
すぐにでも実行できるものを紹介しました。試してみてください。
・眠る1時間前くらいからテレビやPC、スマホの明るい光を見ない。
・朝起きたときにしっかりと光を浴びる。
・寝る前に熱いお風呂に長時間つからない。
・日中に運動をする。
・どうしても眠れないときは開き直って寝ない。
・睡眠時間を気にしない。
・身体の感覚を高める。
・日中に五感を研ぎ澄ませる。
・お酒を控える。
・夜カフェイン(コーヒーやお茶)を摂取しない。
・夜の炭水化物摂取量を増やす。
・脂質の摂取を減らす。
・寝る前に読書する。
・寝る前に蜂蜜を摂取する。
・ゆったりとした音楽を聴く。
・嫌な人と出来るだけ合わない。
・ネガティブな情報(ニュースなど)を避ける。