怒りを辞める方法

 

あなたは最近、怒りを感じましたか?

 

 

怒りというのは非常にエネルギーが強い感情です。

 

 

「怒りを原動力にして〇〇を達成した」という人の話しを聞いたことがあると思いますが、怒りのエネルギーは私たちの行動力を高めてくれます。

 

 

エネルギーが強いということは、それだけコントロールが難しく囚われやすいとも言えるのです。

 

 

怒りは全ての生き物に備わっている本能です。

 

 

何かを達成するための原動力にもなりますが、一つ間違うと怒りは取返しのつかない結果を招くことがあります。

 

 

怒りの感情に頭が支配され我を失い目の前の人を傷つけてしまった、取り返しのつかないことを言ってしまったという経験は、誰にでもあるかもしれません。

 

 

怒りは私たちのIQを極端に一瞬で低下させます。

 

IQをアップさせる方法はこちら

 

 

基本的に全ての感情はIQを低下させるのですが、中でも怒りは恐ろしく早く圧倒的にIQを低下させるのです。

 

 

IQが低下すると冷静な思考や判断が出来なくなり、感情の振り回されて衝動的な行動を引き起こしやすくなります。

 

 

その最悪の結果が人を傷つけることです。

 

 

「人を傷つける人間は悪い奴で自分達とは違う生き物だ」と認識しているかもしれませんが、IQが低下すると誰でも人を傷つける可能性があります。

 

 

普段は優しく冷静な人でも怒りで我を忘れてしまうと人を結果的に傷つけてしまうかもしれません。

 

 

悪い人間か、良い人間かは関係ありません。

 

 

大事な人を傷つけないために、取り返しのつかない後悔をしないために怒りを辞める術を身に付けなければいけません。全ての人に必要な能力です。

 

 

 

脳に原因がある?

 

怒りやイライラが生じやすい人、短気な人は性格ではなく脳に原因がある可能性があります。

 

 

脳には扁桃体という私たちに危険を知らせてくれる「警報装置」があります。

 

 

扁桃体は私たちを生存させるために不安や恐怖を増幅させて危険を避けたり、対処するように促したりしてくれる重要な部位です。

 

 

扁桃体が何らかの原因で損傷した人、外科的手術で取ってしまった人は車が走る車道を横断しようとしたり、毒蛇に警戒せずに近づいたりと危険行為を行います。

 

 

これでは命がいくらあっても足りません。扁桃体は生存のために必要不可欠なシステムなのです。

 

 

しかし扁桃体が必要以上に活動すると、不安や恐怖が必要以上に大きく膨らみます。

 

 

不安を感じやすい人やイライラしやすい人は扁桃体が過剰に働いている傾向にあるのです。

 

 

つまり怒りやイライラをコントロールして辞めるためには、扁桃体の活動を小さくしてやればいいということです。

 

 

 

マインドフルネスが有効

 

それを可能にするのがマインドフルネスです。

 

 

マインドフルネスの実践や瞑想に取り組むことで、扁桃体の働きが正常化して不安や恐怖が小さくなることがわかっています!!

 

 

怒りやイライラを辞めるためには、マインドフルネスがベストです。

 

 

怒りやイライラを辞める方法は他にもありますが、その大半は一時的な効果しかありません。

 

 

怒りやイライラで悩んでいる人はマインドフルネスに取り組んでください。

 

 

おススメはマインドフルネスの個人レッスンです。セミナーや講座で取り組む方法もあります。

 

 

 

怒りの対処法

 

最後にその場で出来る怒りの対処法についてお伝えします。

 

 

マインドフルネスのエッセンスも含まれているので、これ自体が扁桃体の活動を小さくする効果もあります。

 

 

最初は難しいかもしれませんが、繰り返し練習することで出来るようになるはずです。

 

 

根気よく取り組んでみてください。



【怒りの対処法】
1)自分は今怒っている、怒りが生じていることに気づく
2)身体に起きている反応を観察する。
3)怒りから距離を取るために呼吸を意識する。



この方法は怒りだけでなく、衝動をコントロールする方法としても有効です。例えば禁煙や過食など。

 

 

タバコが吸いたくなったら、暴飲暴食したくなったら1~3を行ってみてください。

 

 

衝動が落ち着いてくるはずです。

 

 

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