病気と瞑想の関係性

  

マインドフルネス瞑想で病気は治るのか?

 

現代医療と瞑想の関係、ストレスと免疫システムの仕組み、そしてなぜ日本の医療現場で瞑想が普及しないのか?

 

大阪マインドフルネス研究所の視点で、薬に頼らない心身のケアについて解説する。

  

 

マインドフルネスで「病気が治る」はあり得ない?

「マインドフルネス瞑想で病気が治る」

 

そう聞くと、多くの人は「胡散臭い」「怪しい」と感じるかもしれない。特に現代医学を学んだ医療従事者の方であれば、「ありえない」と否定するか、鼻で笑うことだろう。

 

以前、私がある有名な医師に瞑想と病気の関係について意見を求めた際も、「そんなことないでしょう(笑)」と一笑に付された経験がある。

 

しかし、「病気」と「精神的ストレス」に密接な関係があることは、すでに多くの研究で明らかになっている。

 

ストレスはあなたにどのような影響を与えますか?ストレス、免疫、うつ病、疾患の概要 - PubMed

 

心理的ストレスと疾患 |精神医学および行動健康 |JAMA |JAMAネットワーク

 

ストレスと心血管疾患 |ネイチャーレビュー 心臓病学

 

ストレスは慢性疾患の範囲に寄与しているとレビューで示されています |サイエンスデイリー

 

 

現代医療の常識と、瞑想がもたらす可能性について、少し掘り下げて考えてみたい。

  

 

ストレスと免疫、そして炎症の関係

 なぜ瞑想が身体に影響を与えるのでか。その鍵は「ストレスホルモン」と「炎症」にある。

 

精神的ストレスが生じると、体内ではコルチゾールというストレスホルモンが分泌される。コルチゾールは、短期的には免疫システムを活性化させる側面もあるのだが、これが長期間続くと全身の細胞に「炎症」を引き起こす。

 

慢性的なストレス細胞の炎症免疫機能の低下・病気の発症

 

慢性ストレスと自己免疫:HPA軸とコルチゾール調節障害の役割 - PubMed

 

神経内分泌、サイトカイン、細胞プロセスの文脈におけるストレス誘発免疫抑制の調節

 

 

細胞の炎症は、あらゆる病気やアレルギー、生活習慣病の発症と関係していると言われている。つまり、炎症レベルが高いほど、病気のリスクは高まるのだ。 

 

このメカニズムを考えれば、「マインドフルネス瞑想によって精神的ストレスを軽減させることは、病気の予防や改善に繋がる」という仮説は、決してオカルトではなく論理的な帰結と言えるだろう。

 

マインドフルネストレーニングと身体の健康:メカニズムと成果 - PubMed

 

看護学生におけるマインドフルネス瞑想の特性に対するメリット、ストレスの認識、コルチゾール、C反応性タンパク質:ランダム化比較試験 - PMC

 

  

難病や慢性痛が改善した実例

現代医療のど真ん中にいる人からすれば、瞑想による治癒は信じがたい話かもしれない。

 

しかし、「祈り」や「気功」の効果が一部の医療関係者から注目されている現在、マインドフルネスを単に「胡散臭い」と切り捨てるのは時代遅れではないだろうか?

 

実際に、大阪マインドフルネス研究所には、様々な悩みを持つ方が訪れている。

 

慢性的なアレルギー疾患

長期間の慢性腰痛・頭痛

原因不明の不定愁訴

国から指定されている難病

  

これらの方々の多くが、マインドフルネスや瞑想に取り組むことで、抱えていた症状を改善させている。中には、現代医療で治療法がないとされた難病が治癒し、主治医を驚かせたケースさえある。

 

重要なのは、彼らが「病気を治すための治療行為」として瞑想をしたわけではないという点。*マインドフルネスや瞑想は治療行為ではない。

 

ストレス軽減やメンタル強化を目的として取り組んだ結果、副産物として症状が消えたのだ。

 

もちろん、これが「瞑想のおかげで治った」という科学的証明(因果関係の特定)をするのは不可能だ。しかし同時に、「瞑想は無関係だった」と言い切ることもまた、誰にもできないはずだ。

  

 

「エビデンス(科学的根拠)」の限界と本質

現代医療は「EBM(根拠に基づく医療)」が中心となっている。しかし、このEBMにも限界があることを知っておく必要がある。

 

医学を完全な「科学(再現性のあるもの)」と捉える向きもあるが、厳密には人間一人ひとりの身体は異なる。

 

年齢、性別、遺伝子、そして「思考や感情」といった精神活動まで含めれば、全く同じ条件の人間は存在しない。

 

試験管の中ならいざしらず、生きている人間を対象にした場合、厳密な意味での条件統一は不可能だ。その意味で、多くの医学的エビデンスは「確度の高い仮説」の域を出ないとも言える。

 

再現性がないとされる代替療法で治る人がいる一方で、科学的とされる標準治療で治らない人もいる。マインドフルネスもまた、現在の科学の物差しだけでは測りきれない可能性を秘めているのだ。

 

ちなみに、「治療」を意味する Medication(メディケーション) の語源は、Meditation(瞑想) から来ているという説がある。

 

  

なぜ日本の医療現場でマインドフルネスが行われないのか?

 

海外では「医療の補助」として取り入れられることも多いマインドフルネスだが、なぜ日本では普及しないのか?

 

そこには大きく3つの理由がある。 

 

1. 知識と経験の不足

医療従事者を含め、多くの人がマインドフルネスを正しく理解していない。

 

本やアプリで独学で実践しても、「リラックスできた」程度の効果で終わってしまうことが大半だ。

 

指導する側の医師も、「マインドフルネスは良い」という知識があっても自身の実践経験・指導経験がないため、患者に自信を持って勧められないのが現状。

 

 

2. 効果が出るまでに時間がかかる

マインドフルネスは脳と心のトレーニングであり、即効性のある「対処療法」ではない。

 

病気に苦しむ患者の多くは「今すぐ楽になりたい」と願っている。また日本人は医療依存度が高い傾向にあると言われている。

 

そのため、自分の努力が必要で時間がかかる瞑想よりも、飲むだけで済む薬や外科手術が好まれるのだ。

 

 

3. 医療機関にとって「儲からない」

非常に現実的な問題になるが、現在の日本の保険医療システムでは、患者に瞑想を指導しても病院の利益にはならない。

 

薬の処方や検査、手術の方がはるかに収益性が高く、病院経営を維持するためには効率が優先される。また、瞑想によって薬が不要になれば、製薬会社などの既得権益側にとって都合が悪いという側面も否定できない。

  

 

医療と瞑想の補完的な関係を目指して

私は現代医療を否定しているわけではない。

 

極端に医療を拒絶するのではなく、「現代医療」と「瞑想」や「気功」などがお互いを補完し合う関係こそがベストだと考えている。

 

実際、海外のエビデンスでは、従来の治療に瞑想を補助的に取り入れることで、治療効果が高まったり、術後の経過が良くなったりする報告が多数ある。

 

最終的にどの方法を選択するかは、患者さん自身が決めることだ。その選択肢の中に「マインドフルネス」や「瞑想」を入れるのもありだろう。そのためには正しい知識が必要だが。

 

大阪マインドフルネス研究所では、本質的なマインドフルネスの知識と実践方法をお伝えしている。

 

薬だけに頼らない、自らの治癒力を高める生き方に興味がある方は、ぜひブログやホームページの他の記事も参考にしてほしい。

  

 

当研究所には、一般の方だけでなく、医師や看護師などの医療従事者も多く学びに訪れる。それは、ここでの指導が単なるリラクゼーションではなく、理論と実績に基づいた本格的なメンタルトレーニングだからだ。

 

「本気で変わりたい」

「根本から整えたい」

 

そう願う方のために、大阪マインドフルネス研究所では長年の指導経験に基づいたカリキュラムを用意している。 独学の限界を超えて、一生モノのスキルである「真のマインドフルネス」を習得してほしい。

 

あなたが本来持っている「治る力」を最大限に引き出すお手伝いをさせていただく。