大阪マインドフルネス研究所では、マインドフルネスを
精神論や自己啓発
宗教的・スピリチュアルな実践
一時的なリラクゼーション手法
としてではなく、科学的研究によって検証が進められてきた「心と脳のトレーニング技術」として位置づけている。
重視しているのは
「なぜその実践を行うのか」
「脳や神経系で何が起きているのか」
を理解したうえで、安全かつ再現性のある形で実践すること。
現代におけるマインドフルネス研究の多くは、
脳画像研究(MRI・fMRI)
心理学的評価尺度
ランダム化比較試験(RCT)
メタ分析・システマティックレビュー
といった科学的手法を用いて行われている。
研究の中心は米国・欧州であり、ハーバード大学、スタンフォード大学、オックスフォード大学、
NIH(米国国立衛生研究所)などの研究機関が主導している。
8週間のマインドフルネスストレス低減法(MBSR)を実施した被験者において、
記憶や学習に関与する海馬
自己認知や注意制御に関わる前頭前野
の灰白質密度が増加したことが報告されている。
同時に、ストレスや恐怖反応に関与する扁桃体の活動低下も示唆されている。
代表的研究
Hölzel et al. (2011)
Harvard Medical School / Massachusetts General Hospital
https://www.ncbi.nlm.nih.gov/pmc/articles/PMC3004979/
マインドフルネス実践は、
コルチゾール反応の低減
情動反応への過剰な巻き込まれの減少
ストレス状況下での注意制御能力の向上
と関連していることが複数の研究で示されている。
これらは「ストレスがなくなる」というより、ストレスへの反応の仕方が変化することを意味する。
代表的研究
Creswell et al. (2014)
短期間のマインドフルネス瞑想トレーニングが社会的評価ストレスに対する心理的および神経内分泌の反応を変化させる - PubMed
マインドフルネス認知療法(MBCT)は、うつ病の再発予防プログラムとして研究されてきた。
複数のメタ分析により、
再発リスクの低減
抑うつ的反すう思考の減少
との関連が報告されている。
※治療そのものを目的とするものではなく、心理療法や医療を補完するアプローチとして研究されている。
代表的研究
Kuyken et al. (2016)
うつ病再発予防におけるマインドフルネス認知療法の有効性:個別患者データメタアナリシス ランダム化試験からのメタアナリシス |補完代替医療 |JAMA精神医学 |JAMAネットワーク
継続的なマインドフルネス実践は、
注意の持続力
認知的柔軟性
メタ認知能力
との関連が示唆されている。これらは仕事や学習パフォーマンスに影響する重要な認知機能。
代表的研究
Tang et al. (2015)
マインドフルネス介入は、
睡眠の質の向上
自律神経バランスの安定
と関連する可能性が示されている。ただし、効果の大きさや現れ方には個人差があり
万能な健康法ではないことも重要なポイント。
代表的研究
Black et al. (2015)
マインドフルネス瞑想と睡眠障害のある高齢者の睡眠の質および日中の障害の改善:ランダム化臨床試験 |睡眠薬 |JAMA内科 |JAMAネットワーク
マインドフルネス研究には、以下のような限界も存在する。
実践量や指導方法にばらつきがある
自己報告尺度に依存する研究が多い
全ての人に同じ効果が出るわけではない
大阪マインドフルネス研究所では、これらの限界を踏まえたうえで、安全性と個別性を重視した指導を行っている。
以下は、マインドフルネス研究の信頼性と射程を理解するうえで重要とされる追加研究。いずれも国際的に評価の高い研究機関・学術誌で発表されている。
内省や反すうに関与するデフォルト・モード・ネットワーク(DMN)の活動が、マインドフルネス実践者では低下・再編成される可能性が示されている。
Brewer et al. (2011)
https://www.ncbi.nlm.nih.gov/pmc/articles/PMC4529365/
長期的な瞑想実践者は、注意の切り替えや維持に関わる神経活動が効率化していることが報告されている。
Lutz et al. (2008)
https://www.ncbi.nlm.nih.gov/pmc/articles/PMC2693206/
マインドフルネスは抑圧ではなく、再評価や受容といった適応的な感情調整戦略と関連することが示唆されている。
Chambers et al. (2009)
医療従事者や高ストレス職種において、マインドフルネス介入がバーンアウト指標の低下と関連したとする研究がある。
Irving et al. (2009)
医療従事者におけるマインドフルネスの育成:マインドフルネスに基づくストレス軽減(MBSR)の実証研究レビュー - PubMed
自己批判的思考や反すうとの距離を取る能力(脱中心化)が、マインドフルネス実践により高まる可能性が示されている。
Farb et al. (2007)
現在に注目する:マインドフルネス瞑想は自己参照の異なる神経モード(PMC)を明らかにします
マインドフルネスは身体内部感覚(心拍・呼吸・内臓感覚)への気づきと関連し、情動調整に影響する可能性がある。
Farb et al. (2013)
マインドフルネス瞑想トレーニングは内受容注意の皮質表象を変化させる - PMC
一部研究では、マインドフルネス介入後に炎症関連マーカーの変化が観察されたと報告されている。
Creswell et al. (2012)
マインドフルネスに基づくストレス軽減トレーニングは高齢者の孤独感と炎症促進遺伝子発現を減少させる:小規模なランダム化比較試験 - PMC
高齢者を対象とした研究では、マインドフルネス介入が注意力や実行機能と関連する可能性が示唆されている。
Gard et al. (2014)
瞑想が加齢に伴う認知機能低下に与える潜在的影響:体系的レビュー - PubMed
慢性疼痛を対象とした研究において、痛みの知覚や苦痛評価の変化が報告されている。
Zeidan et al. (2012)
マインドフルネス瞑想に関連する痛みの緩和:痛みの調節における独自の脳メカニズムの証拠 - PubMed
マインドフルネス介入全体を対象としたメタ分析では、中程度の効果量が多くの心理指標で報告されている。
Goyal et al. (2014)
https://www.ncbi.nlm.nih.gov/pmc/articles/PMC4142584/
科学的研究は、「何が起こり得るのか」を示すものであり、変化を保証するものではない。
しかし、正しい方法で、無理なく、継続的に実践することで、多くの人が心身の変化を実感していることも事実だ。
大阪マインドフルネス研究所では、エビデンスを尊重しつつ、一人ひとりの状態に配慮したマインドフルネスの実践を提供している。
マインドフルネスや瞑想については、厚生労働省の統合医療情報サイト(eJIM)でも、海外の公的研究機関による科学的知見が紹介されている。
2013年に行われた209研究・延べ1万2,000人以上を対象としたメタ分析では、マインドフルネスは不安・抑うつ・ストレスの軽減に一定の効果がある可能性が高いと報告されている。
また、不眠、慢性疼痛、PTSD、依存行動、がん患者のメンタルヘルスなどにおいても、補助的な支援として有用である可能性が示唆されている。
一方で、すべての人に万能ではなく、一部では不安などのネガティブな体験が報告されていることも明記されている。
そのため現在では、正しい理解のもと、個人の状態に配慮しながら、安全に実践することが重要であるとされている。
(出典:厚生労働省 eJIM〈統合医療情報発信サイト〉海外情報)
(出典:厚生労働省 eJIM「瞑想とマインドフルネスについて知っておくべき8つのこと」)
文部科学省の資料では、瞑想は意識を一つの対象に向けることで心を落ち着かせ、リラックスした状態へ導く方法として紹介されている。
特に呼吸に意識を向ける「呼吸瞑想法」は、簡便で効果が高く、心身を整える方法とされている。
呼吸は、意識的にも無意識的にも調整できる、数少ない身体機能のひとつである。
呼吸に注意を向け、ゆっくりとした呼吸を行うことで、自律神経の中でも心身を落ち着かせる働きをもつ副交感神経(迷走神経)が働きやすくなることが知られている。
その結果、過度な緊張や思考の暴走が鎮まり、「今ここ」に意識を戻しやすい心身の状態が生まれやすくなる。
このため、呼吸を用いた瞑想は、初心者でも安全に取り組みやすい方法として重視されている。
マインドフルネスや瞑想は、正しく理解し、自分の状態に配慮しながら行うことで、はじめて本来の効果が発揮される。
大阪マインドフルネス研究所では、厚生労働省や文部科学省の公開情報、最新の研究知見を踏まえながら、安全性と実践のしやすさを重視したプログラムを提供している。
特に、初めての方や不安を感じやすい方でも無理なく取り組めるよう、呼吸を中心とした段階的な実践と、丁寧なガイダンスを重視。
「正しく学びたい」「自己流ではなく、安心できる環境で取り組みたい」
そう感じた方に、当研究所のレッスンや講座をお勧めしている。
詳しく知りたい方は
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